新疆ウィグルから南下して、チベットの山をご紹介します。
第1弾は、世界第6位の高峰チョー・オユー8201mです。
世界に14座しかない憧れの8000m峰の中で、一番登り易い山として有名です。
登り易いというのは、セラックの崩壊や雪崩の危険が少ない事が一番の理由ですが、それだけではありません。
広大なジャプラ氷河のモレーンに建設されるベース・キャンプ5700mからは、チョー・オユー登頂ルートが一望できて、チョー・アウイなどの7000m峰に囲まれ、水も豊富な素晴らしいベース・キャンプです。
そして、広い広い頂上プラトーの奥に、巨大なエベレストが見えた時の感動は、今でも鮮明に思い出すことができます。
近年、中国の経済発展と共に、登山環境が良くなってきています。
麓の町にはホテルやレストランが整備され、主要な道路は舗装され、食料や燃料も豊富に手に入るようになりました。
その反面、人件費や物価は年々高騰しています。
チベット全体で登山費用は高騰し続けていて、エベレストも、チョー・オユーも、その他の7000m峰や6000m峰も、とても高額になっています。
隣国のネパールなどに比べると相当割高なので、今後はなかなか行くことが難しいだろうと思っています。
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