高峰を登るための五大要素が、技術、体力、経験、装備、根性です。
これらを各山毎に5段階評価して、グレードをつけてみました。
若い方は技術や体力の評価が高く、
高齢の方は経験や装備の評価が高く、
女性の方は根性の評価が高い傾向があります。
ご自身の得意不得意を分析して、トレーニングやご検討する際の目安にしてください。
技術の技術評価の主な要素は、雪、氷、岩です。
日本でしっかり雪山登山、アイスクライミング、岩登りなどのトレーニングをすることが重要です。
これらの技術を身につけることで、体力をセーブして登ることができます。
技術1 土や石の斜面が中心 アイゼンを使わない
技術2 緩やかな雪面 ピッケルを積極的に使わない
技術3 急傾斜の雪面 ピッケルを積極的に使う
技術4 氷を含むクレバスやセラック帯の通過など
技術5 岩や氷を含む急斜面 ダブルアックスなど
体力評価の主な要素は、登頂日の行動時間です。
高度、標高差、山の傾斜や形状などで行動時間は決まってきます。
体力があれば、全てに余裕が生まれます。
普段から長時間行動を心がけてください。
体力1 最大行動時間5時間以内
体力2 最大行動時間5時間以上8時間以内
体力3 最大行動時間8時間以上12時間以内
体力4 最大行動時間12時間以上16時間以内
体力5 最大行動時間16時間以上
経験値の評価の主な要素は、連続した登山日数です。
日数が多いということは、標高がより高く、環境がより厳しいということです。
食事、睡眠、呼吸などの生活力が要求されます。
経験1 連続登山日数2日以内
経験2 連続登山日数4日以内
経験3 連続登山日数6日以内
経験4 連続登山日数10日以内
経験5 連続登山日数10日以上
装備の評価の主な要素は、登山靴の種類、ピッケルの種類、ウェアの種類、テント泊装備有無です。
5大要素の中で唯一お金で解決できる項目なので、他の項目に自信が無い方は、是非装備は最高の物をそろえてください。
装備1 トレッキングシューズ ストック
装備2 冬山用のシングル登山靴 ピッケル
装備3 冬山用のシングル登山靴 ハーネス テント泊
装備4 冬山用のダブル登山靴 テント泊 羽毛服
装備5 冬山用のダブル登山靴 テント泊 ダウンスーツ ダブルアックス
根性の評価の主な要素は、精神的な厳しさです。主観的なもので、技術にも、体力にも、経験にも大きく関わるので、評価しにくいのですが、高所登山において根性が要求される事は、とても多いものです。総合的な評価とご理解ください。
根性1 あまり大変じゃない
根性2 まあまあ大変
根性3 大変
根性4 結構大変
根性5 すごく大変