RYUSEKI EXPEDITIONS

UIAGM国際山岳ガイド平岡竜石が世界の高峰をご案内

ネパール ヒマラヤ マナスル登山隊2024 8163m

日本人の8000m峰マナスル

 世界第8位の高峰マナスル、標高8163m。サンスクリット語で「精霊の山」を意味します。初登頂は、1956年5月9日に今西壽雄・ギャルツェン・ノルブら日本隊によって成されました。1952年の偵察から足掛け5年、4回に渡る大遠征隊を組織した国家的な一大事業でした。世界に14座ある8000m峰の中で唯一日本人によって初登頂された山として、日本人にとって特別な山です。

8000m峰の公募登山隊

 初登頂以来、国家の威信をかけた大登山隊や、世界の一流登山家だけの領域だった8000m峰の登山に、公募登山隊が組織され始めたのは90年代に入ってからのことです。最初は、技術的な優しさからチベットのチョーオユー(8201m)が選ばれました。当初は、参加者も少なく、登頂率も低く、一般の登山愛好家には厳しいものでしたが、数十年が経ち、近年は装備や酸素器具の性能は年々向上し、長年蓄積されたノウハウを生かした合理的なタクティクスが組めるようになりました。そして、雇われて登山隊をサポートするだけの存在だったシェルパ達が、自覚を持って自国の山をガイドするようになり、公募登山隊は大きく変わりました。マナスルが初登頂されてから60数年、いよいよあなたがマナスルの頂上を目指す番です。

ラルキャ・ラ5160mトレッキング

 マナスルの東側の山麓の村ダラパニ1963mからトレッキングがスタートします。10数年前までは、1週間程のトレッキングの末に、たどり着いたこの村も、今ではカトマンズから7時間程のドライブで到達できるようになりました。
  マナスルの北側のラルキャ・ラ(峠)5160mを超えて、西側のサマ3520mへ下る、マナスルを半周する5日間のトレッキングは、最初の高所順応にちょうど良く、順調にマナスル登山がスタートできるでしょう。

夢の8000m峰 マナスルの頂上へ

 マナスル氷河のサイド・モレーンの丘の上にベース・キャンプ(4800m)を建設します。少し張り出した丘の上のベース・キャンプは、周囲の山々も見渡すことができ快適です。ベース・キャンプからマナスル氷河を遡り、ナイケ・コルにキャンプ1(5600m)を建設します。キャンプ1の上にはアイスフォール帯が聳えています。雪崩の危険を避けるために、未明にキャンプ1を出発します。アイスフォール帯の傾斜が緩くなったあたりにキャンプ2(6300m)を建設します。
 緩やかな斜面を登りマナスルとマナスル北峰(7134m)のコルの下に、キャンプ3(6800m)を建設します。マナスルの肩に設営するキャンプ4(7400m)に向けて、急斜面に張られたフィックス・ロープを辿ります。途中セラック帯の通過や、堅雪や氷が剥き出しのトラバースもあります。
キャンプ4に到着すれば、今まで見えなかったマナスルの本当の頂上が見えます。頂上に向けて広大な斜面を一歩一歩登って行けば、細いナイフリッジの先にマナスル頂上があります。

マナスル登頂4回!エベレスト登頂5回!
ヒマラヤ登山経験が豊富なUIAGM国際山岳ガイド平岡竜石が同行
  •  「マナスル登山隊2024」は、平岡竜石が企画運営する公募登山隊です。平岡竜石が隊長として同行し登山隊全体を監督すると共に、UIAGM国際山岳ガイドとしてカトマンズから頂上までご案内します。経験と実績により蓄積されたノウハウを活かし、より良い登山を提供できるよう最善を尽くします。

登頂の可能性を最大限に追求するオリジナル日程と小さな登山隊
  • 安全・確実に登頂することを最優先に考えて作ったオリジナル日程。必要で十分な高所順応期間と休養期間、登頂予備日を設定し、無理な日程短縮などはしていません。
  • 最小人数2名様から最大でも4名様までで登山隊を編成します。一人一人の体力や経験、高所順応スピード、ご要望などに対応しながら、登頂の可能性を最大限に追求いたします。また、小さな登山隊なら、天候、山の状態、他隊の状況など、様々な状況の変化に対応することができます。

信頼のおけるネパール人ガイド・シェルパと日本食ネパール人コック
  • 雇用するネパール人山岳ガイド・シェルパは、過去のエベレスト、マナスル、チョー・オユーなどのヒマラヤ登山で一緒に仕事をし、技術、人柄共に信頼できる者を中心に人選しています。登頂時は、ネパール人山岳ガイド・シェルパが隊員を1対1でガイドします。
  • 参加者全員が快適に過ごせ、また安全に登頂できるよう、必要で十分な人数のスタッフを雇用いたします。ベース・キャンプのネパール人コックは、平岡竜石と一緒に20年以上に渡り登山隊のコックとして働いていて日本食も得意です。

安全性と快適性を追求した登山装備
  • アーモテック社の高性能酸素ボンベ4リットルと、イギリス・サミットオキシジェン社のサミット・エリート・システム高性能マスク&レギュレーターをご用意します。酸素ボンベは隊員登頂用に4本と、ネパール人山岳ガイド・シェルパ登頂用に1本の合計一人あたり5本を用意いたします。緊急用の酸素ボンベも別途ご用意いたします。

  • できるだけ快適なベース・キャンプとアドバンス・ベース・キャンプを準備いたします。
    2~3人用ドーム型テントを個人テントとしてお使いいただきます。
    ダイニングテントには、テーブルとイス、カーペット、電気照明などを完備しています。
    全ての料理は、衛生的に保たれたキッチンで調理されます。プロパンガスをメインに使用し、食糧が灯油で汚染されることを防いでいます。衛生的な食生活は登山の成否に関わる重要な要素です。
    清潔で快適なトイレテントとシャワーテントを用意します。

  • 山岳ガイド、ネパール人山岳ガイドの全員が、トランシーバーを持って行動します。ベース・キャンプでは24時間トランシーバーを開局して、お互いの行動を把握しています。

  • 衛星電話を持っていきます。天気予報を得たり、登山状況をブログでお知らせしたり、安全登山に活用します。また、ご家族やご友人へお電話することもできます。(別料金)

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