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マナスル登山隊2021 8163m 中止のお知らせ

8月に入り東南アジア各国では新型コロナウィルスの感染状況が悪化し始め、
現在では世界的にも感染状況はあまり良い方向に向いていません。
ネパールでは、感染状況悪化の報告はありませんが、
この先、現在の入国制限や行動制限が緩和される可能性は低く、
登山するにはなかなか厳しい状況と判断しました。

また日本での感染状況を考えると、
現在の入国制限が緩和されるとは考えにくく、
一ヶ月半の長きに渡り日本を離れることは懸念事項も多く、
誠に残念ではありますが今回は中止することにいたします。

世界中で新型コロナウィルスが蔓延している状況下ではありますが、
ヨーロッパ各国では入国制限や行動制限が緩和され始め、徐々に日常生活を取り戻しつつあります。
ネパールでは、昨年7月21日に日本の外務省から発出された感染症危険情報レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))は継続しているものの、インドでの感染拡大を受けて今年5月20日から発出していたネパール入国管理局のビザ業務の一時停止処置は、7月2日に解除され、国際線航空機の運航も再開されました。
まだまだ周辺国も含めて予断を許さない状況ではありますが、徐々に良い方向に向かっているように思えます。
徹底した感染症対策を講じながら、
2021年8月28日(土)~10月09日(土)ネパール・カトマンズ発着43日間の日程で、
マナスル登山隊2021 8163mを実施いたします。

日本人の8000m峰マナスル

 世界第8位の高峰マナスル、標高8163m。サンスクリット語で「精霊の山」を意味します。初登頂は、1956年5月9日に今西壽雄・ギャルツェン・ノルブら日本隊によって成されました。1952年の偵察から足掛け5年、4回に渡る大遠征隊を組織した国家的な一大事業でした。世界に14座ある8000m峰の中で唯一日本人によって初登頂された山として、日本人にとって特別な山です。

8000m峰の公募登山隊

 初登頂以来、国家の威信をかけた大登山隊や、世界の一流登山家だけの領域だった8000m峰の登山に、公募登山隊が組織され始めたのは90年代に入ってからのことです。最初は、技術的な優しさからチベットのチョーオユー(8201m)が選ばれました。当初は、参加者も少なく、登頂率も低く、一般の登山愛好家には厳しいものでしたが、数十年が経ち、近年は装備や酸素器具の性能は年々向上し、長年蓄積されたノウハウを生かした合理的なタクティクスが組めるようになりました。そして、雇われて登山隊をサポートするだけの存在だったシェルパ達が、自覚を持って自国の山をガイドするようになり、公募登山隊は大きく変わりました。マナスルが初登頂されてから60数年、いよいよあなたがマナスルの頂上を目指す番です。

ラルキャ・ラ5160mトレッキング

 マナスルの東側の山麓の村ダラパニ(1963m)からトレッキングがスタートします。10年程前までは、1週間程度のトレッキングの末にたどり着いたこの村も、今ではカトマンズから7時間程度のドライブで到達できるようになりました。
 マナスルの北側のラルキャ・ラ(峠5160m)を超え、西側のサマ村(3800m)へ下り、マナスルを半周する7日間のトレッキングで、4800mのベース・キャンプへ到着します。途中2日間の休養を含む5160mの峠を超えるトレッキング・ルートは、最初の高所順応にちょうど良く、順調にマナスル登山が、スタートできるでしょう。

夢の8000m峰 マナスルの頂上へ

 マナスル氷河のサイド・モレーンの丘の上にベース・キャンプ(4800m)を建設します。少し張り出した丘の上のベース・キャンプは、周囲の山々も見渡すことができ快適です。ベース・キャンプからマナスル氷河を遡り、ナイケ・コルにキャンプ1(5600m)を建設します。キャンプ1の上にはアイスフォール帯が聳えています。雪崩の危険を避けるために、未明にキャンプ1を出発します。アイスフォール帯の傾斜が緩くなったあたりにキャンプ2(6300m)を建設します。
 緩やかな斜面を登りマナスルとマナスル北峰(7134m)のコルの下に、キャンプ3(6800m)を建設します。マナスルの肩に設営するキャンプ4(7400m)に向けて、急斜面に張られたフィックス・ロープを辿ります。途中セラック帯の通過や、堅雪や氷が剥き出しのトラバースもあります。
キャンプ4に到着すれば、今まで見えなかったマナスルの本当の頂上が見えます。頂上に向けて広大な斜面を一歩一歩登って行けば、細いナイフリッジの先にマナスル頂上があります。

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