カラコルム山脈の名峰スパンティーク7027m
カラコルム山脈は、東西約500㎞、南北約100㎞、中国ウィグル、パキスタン北部、インド・ラダック北部にまたがり、世界第2位の高峰K2(8611m)を盟主に、4座の8000m峰と60座以上の7000m峰が聳える世界最大の山脈です。
パキスタン北部、カラコルム山脈の西部、ラカポシハラモシュ山群の中心付近に位置し、桃源郷として有名になったフンザからも望むことができ、その美しい山容からゴールデン・ピークと呼ばれています。
鋭鋒が林立するカラコルム山脈において、フンザの反対側の長大なチョゴルンマ氷河から南東稜を辿るルートは、数少ない危険度の少ないルートであり、早くも1906年にはアメリカ人ペアによって6800m付近まで試登され、1955年にドイツ隊によって初登頂されました。
ラカポシ7788mを盟主とするラカポシハラモシュ山群の7000m峰の山々の展望も良く、比較的登り易いことから、毎年複数の登山隊が登頂する人気の山となっています。
1ヶ月で登れるカラコルム山脈の7000m峰
世界第2位の高峰K2で有名なバルトロ氷河のスタート地点として有名なスカルド2500mの町から、車で5~6時間のところにあるアランドゥ村2720mから登山はスタートします。アランドゥ村から3日間のトレッキングで、南東稜の末端の4360mの台地にベース・キャンプを設営します。
ガラ場とジグザグの急登で南東稜に上がった5050m付近にキャンプ1、広い雪稜辿り5445m付近にキャンプ2、急傾斜のセラック帯を超えた6155m付近にキャンプ3を設営して頂上を目指します。頂上からは、カラコルム山脈の山々とナンガパルバット8125mも望む、大展望が広がります。
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